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湿疹

アトピーの治療

湿疹の原因は多岐におよびまた症状も複雑です。皮膚に現れる湿疹を「皮疹」と言いますが、それぞれの体の部位にある皮疹がどのタイプなのか?その皮疹が新しく増えるスピードはどうなのか?広がり具合や並び方はどうなのか?治療した皮疹は治療に反応しているものなのか?などを基準に診察していきます。

湿疹が治っていく上で湿疹は水っぽかったり、赤かったものが、かさぶたになり茶色になるなどの変化が起きてきます。それぞれの段階においてお薬を適宜変更していく必要があるため、体の様々な部位に対して複数のお薬を同時に出し患者さんが帰宅後に塗り薬の使い方を迷うよりは、複数の原因があった場合でも同じ塗り薬で一旦、治す場合が多いです。当クリニックのコンシュルジュと一緒に治療方針を決めて通院スケージュールを計画して、治療の段階・ステージにおいて患者さんが求めるゴールを優先した塗り薬を選び、お薬を適宜変更していくことで患者さんにとって最終的な満足度は高まると思います。

以下代表的な湿疹病名と解説を載せます。

1.頭のかゆみ・フケ・脂漏性皮膚炎

皮脂分泌の盛んな頭部・顔・陰部・脇などにフケなどを伴うカビによる病気で治すというよりは普段の抗カビの塗り薬を常に使用することで悪化させないような生活を送ることが「ほぼ治った状態」として生活するコツですので生活指導が主体になります。

2.はたけ・アトピー性皮膚炎

皮膚の乾燥をバリアー機能に異常がある人に様々な刺激やアレルギー反応などが加わって生じる付き合いの長い病気です。アレルギー科の記載参照を。

3.かぶれ(接触皮膚炎)

何かに触れた部位に赤みやかゆみが生じる病気ですが、全身に湿疹が広がる場合があります。アレルギー科の記載参照を。

4.とびひ(伝染性膿痂疹)

皮膚にいる黄色ブドウ球菌(たまに連鎖球菌)などで皮膚の水ぶくれ、皮剥けなどおこる皮膚の感染症です。学校を休んで治療をする必要はありません。

5.手足に小さい水疱が無数に出る(汗疱)

6月頃に手指の手のひらと手背の境目に縦にぷつぷつとした水ぶくれ様の湿疹が並んでできることがあり、とてもかゆいのが特徴です。アレルギーを抑える薬である程度の効果があるため、何らかのアレルギーが原因で汗の管が詰まって出来たといわれてきましたが、汗の出る管の不規則な運動障害が一つの原因となっていることがあり、従来のステロイドの塗り薬・抗アレルギー薬の内服のみならず、汗の管の運動障害を改善する治療も併用することで効果をあげることが期待できます。

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